ソフトテニス元日本代表前衛のツバサです。
この記事ではソフトテニスにおける前衛と後衛の駆け引きの基本と、駆け引きを有利に進めるための条件について詳しく解説していきます。
ソフトテニスにおける駆け引き
まず駆け引きとは「相手の出方や状況に応じて、自分が有利になるように事を運ぶこと」です。
ソフトテニスでは相手の心理や行動、試合の状況などに応じて適切なプレーが常に求められるので、数あるスポーツの中でも駆け引きをする機会が多いと言えます。
そして前衛と後衛の駆け引きの目的は、このように相反するものになります。
前衛の駆け引きの目的
- 後衛からネットプレーで得点する
- 後衛にサイドを抜かれない
- 後衛が打つコースを制限する
後衛の駆け引きの目的
- 前衛にボールをさわらせない
- 前衛の逆をついて得点する
- 試合展開をコントロールする
つまり前衛は相手後衛と駆け引きを行い、上手く邪魔をしながら得点する必要があるということです。
駆け引きを有利に進めるための条件
前衛が上手く駆け引きを進めるためには、2つの条件を満たさなければなりません。
①ポジションを早く正確に取る
駆け引きを有利に進めるために最も重要な要素のひとつ。それは相手を見ることのできる時間の長さです。
この時間が長ければ長いほど、駆け引きを有利に進めるための情報をより多く得ることができます。
そのため最低でも相手が打つ直前には「ピタッと止まって見る」ということを練習中から徹底しましょう。
②さわったボールは1本で決めきる
いくらボールにさわる回数が多くても、フォローできるようなボレーやスマッシュしか打たない前衛は、後衛にとって脅威ではありません。
そんな前衛がフェイントやモーションをかけて駆け引きをしようとしてもまず見られないため意味がないでしょう。
そのためこの前衛にさわられたら必ず得点されると相手に思わせるためにも、さわったボールはできるだけ1本で決めきりましょう。
すると相手は迷いや逃げの気持ちが強くなり、それを利用することで駆け引きを有利に進めることができます。
まとめ
駆け引きを有利に進めるための条件
- ポジションを早く正確に取る
- さわったボールは1本で決めきる
この2つの条件をクリアすることで、駆け引きを有利に進める下準備がようやく整います。練習中から徹底して意識するようにしましょう。
前衛と後衛の駆け引きの基本と有利に進めるための条件については以上です。