
硬式テニスにはない、ソフトテニス独自のサーブ…
そう、「カットサーブ」です。
ボールを下から切るように擦ることで、激しい回転をかけて変化させる強力なサーブなのですが…
実はそのカットサーブが禁止になるかもしれないと、ソフトテニス界で話題になっています。
しかしこの情報は本当なのか、ウソなのか、様々な噂が飛び交っているので、日本ソフトテニス連盟の公式ページにて、私がきっちりと調べてきました!
そこで今回はカットサーブ禁止の真相について説明していきたいと思います!
カットサーブ禁止の真相
カットサーブが禁止になる理由は?
実はカットサーブ禁止には「ダブル前衛」の存在が大きく関係しています。
勘のいい方ならお分かりですよね?
カットサーブからのダブル前衛により、ソフトテニスの醍醐味であった「ラリー」がなくなってしまうことを、日本ソフトテニス連盟は危惧しているということです。
確かに日本トップクラスのペアがダブル前衛をすると本当に強く、カットサーブからのボレーやスマッシュで、ラリーになる前にポイントが終わってしまうことが多いです。
そのためソフトテニスを知らない人がダブル前衛の試合ばかり見ると「ソフトテニスはラリーが続かないし、低いサーブからのボレーの繰り返しで見応えがないな…」と勘違いしてしまいます。
なぜならカットサーブの難しさや凄さがわからないからです。
確かにソフトテニスが退屈なスポーツと思われてしまうと、競技人口を増やすことができず、オリンピック種目にすることも難しくなってしまいます…。
つまり…
ソフトテニスを普及したい→見応えのある種目にする必要がある→ダブル前衛一強状態をどうにかしたい→カットサーブを禁止するしかない…
という流れで、カットサーブの禁止を検討しているということですね!
カットサーブが禁止になる可能性は?
それでは今後、カットサーブが禁止になる可能性はあるのか?
日本ソフトテニス連盟の27年度事業計画(案)では確かに「肩から下でのカットサービスの禁止について検討を行う」と記載されています。
さらに28年度事業計画(案)でも「肩から下でのカットサービスの禁止についての検討を引き続き行う」と記載されています。
2年続けて書いてあるということは、禁止になる可能性が高いのか…と思われましたが、
29年、30年度の事業計画(案)ではなんと…カットサーブ禁止に関する記載がなくなっていました!
つまり現段階(平成30年)でカットサーブが禁止になることはないということです!
強い雁行陣のペアが増えてきたことも関係あるかもしれないですが、とりあえず今のところは安心ということで良さそうですね!
カットサーブ禁止について思うこと
確かに私自身、ソフトテニスをもっと世に広めたいという気持ちは強いです。
しかしそのためにカットサーブを禁止にしてしまうのは、あまりにも勝手すぎるのではないかと感じてしまいました。
今までカットサーブをひたすら練習し、それを武器に戦ってきた選手も数多くいると思います。
その選手達の今までの努力が水の泡…というのはさすがに可哀想です。
中には肩が悪くて上からサーブが打てなかったり、背が低いためカットで勝負したりしている選手もいるはずですからね。
カットサーブを禁止して、今ソフトテニスをやっている選手達が辞めてしまったら元も子もないです。
さらにカットサーブは硬式テニスではできない、柔らかいボールを生かしたソフトテニスならではの「技」であり、ソフトテニスの多様性に富んだプレーの象徴でもあると思います。
そのカットサーブを禁止にしてしまうのは何よりもったいないですよね。
ソフトテニスをいつかオリンピック種目にしたいという想いは、ソフトテニス選手なら皆が望むことだと思います。
だからといってプレーに制限をかけることなく、他の方法でどうにかソフトテニスを普及していきたいものですよね。
私もこのブログを通して少しでもソフトテニス界に貢献できるよう頑張るので、皆さんもソフトテニスについて思うことがあれば積極的に発信していきましょう!
最後までありがとうございました。
SNSで拡散してもらえると嬉しいです!
関連記事は下からご覧下さい。
ツバサでした!