・同じ練習メニューばかりでつまらない…
・練習をこなすようになっている…
ソフトテニスに限らず、学校の部活動ではこういったマンネリ化した練習をダラダラと続けているところが多いですよね。
そんなときに覚えておいてほしいのが「PDCAサイクル」という、ビジネスでよく使われる手法です。
このサイクルを繰り返すことで練習のマンネリ化を防ぎつつ、チーム全体のレベルを向上させることができるんです。
そこで今回はマンネリ化した練習を続けている方に向けて『PDCAサイクル』を紹介していきたいと思います!
PDCAサイクルとは?
PDCAサイクルとは、
Plan(計画)
Do(実行)
Check(評価)
Action(改善)
この4段階をまわすことによって課題を改善する手法のことです。
本来はビジネスで使われることが多いので、今回はソフトテニスに当てはめて、わかりやすく説明していきます!
「Plan」
「Plan」では課題改善のために、これから行うべきことを計画していきます。
そのときに重要なのが、
・だれが
・いつまでに
・なにを
・どうやって
課題を改善するか、具体的に計画を練るということです。
例を挙げると、
だれが→レギュラーの後衛が
いつまでに→3週間後までに
なにを→バックハンドの流し打ちを
どうやって→※の練習法で
(※右ストレート展開からセンターに差し込まれたボールをバックハンドで正クロスに打ち、相手前衛を抜く練習)
といったように、できるだけ具体的に計画を立てましょう。
面倒くさいかもしれませんが、「Plan」の質を高めることで、その後のPDCAサイクルをスムーズにまわすことが可能となります!
「Do」
いよいよ「Do」で実行に移します。
ここで意識するべきことは、
・常に「Plan」を意識して練習すること
・次のプロセスである「Check」において、明確な評価ができる基準を決めておくこと
この2つです。
ちなみに評価の基準はできるだけ数値で表し、結果を視覚化できるようにしましょう。
例えば先ほどの「※の練習法」の評価基準を決めるとするならば、
・サイドラインから逃げていく角度のついた流しのバックハンドを、10本中何本の割合で打てるようになったか。
といったように、成功した確率やコースなど、明確な基準をもって練習することが大切です!
「Check」
「Do」で練習した結果を評価するのが「Check」です。
数値で表した結果から「目標を実現できているかいないか」を評価します。
評価の基準は人それぞれですが、私の場合は、
練習で「10本中8本以上」成功できない技術は、試合で使うのはまだ難しいと考えています。
なぜなら実際の試合では緊張感が違いますし、相手のボールも球出しではなく生きたボールです。
そのため練習の時点で80%以上の成功率は、私にとって試合で使える最低ラインなんですね。
評価の基準がわからない方は「10本中8本以上成功できているか」をひとつの基準としてもいいと思います!
「Act」
このサイクルを通して目標の達成率などを判断し、改善していくのが「Act」です。
「Check」で目標が実現できていなかった場合は、なぜ課題を改善することができなかったのか、
逆に目標を実現できた場合も、なぜ課題を改善することができたのか、
皆で話し合い、原因や理由を書き出しておくようにしましょう。
また忘れてはいけないのが「Act」で新たな課題や目標が見つかったあと、次の「Plan」に繋げるということです。
そうすることで次から次へと目標や課題が見つかり、マンネリ化した練習を改善することができるんです!
まとめ
今回の内容をまとめると、
PDCAサイクルとは、
Plan(計画)
Do(実行)
Check(評価)
Action(改善)
この4段階をまわすことによって課題を改善する手法のこと。
①「Plan」では課題改善のために、これから行うべきことを計画していく。
②「Do」では「Plan」で計画したことを実行に移す。
③「Check」では「Do」で練習した結果を評価する。
④「Act」ではサイクルを通しての目標達成率などを判断し改善していく。
といった感じですね!
最初は難しいかもしれませんが、このPDCAサイクルを取り入れることで、チームの練習の質は必ず向上します。
特に指導者の方はぜひ取り入れてみてくださいね!
最後までありがとうございました。
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ツバサでした!