「サーブ」と「スマッシュ」
両者とも上から打つショットということで共通点も多いですが、実はまるっきり異なる点も多いんです。
なぜなら打つときの状況が大きく異なるからです。
サーブは自分でトスを上げ、ベースラインの後ろから相手のサービスコート内を狙って打ちます。
スマッシュは相手が上げたチャンスボールを、コートの中から相手のいないスペースを狙って打ちます。
そのためサーブにはサーブの、スマッシュにはスマッシュの目的があり、それに合った打ち方が存在するんです。
そこで今回はサーブとスマッシュの違いと、最も大きなポイントである「左手の使い方」を紹介していきたいと思います!
サーブとスマッシュの目的の違い
まず最初にサーブとスマッシュでは、そもそも目的が異なります。
サーブは狙ったコースに正確にコントロールすること。
スマッシュはとにかく一発で決めること。
つまりサーブはコントロール重視、スマッシュはスピード重視ということです。
ではどのようにして両者のコントロールとスピードを調節するのか?
サーブとスマッシュの左手の使い方
実はサーブとスマッシュで最も意識的に変える必要があるのは『左手』の使い方なんです。
打つ直前までは両者ともにボールを指すように上へ向けておくのですが…
サーブのフィニッシュでは、左手を身体にしまいこむ(左手で右の横腹をつかむような格好 )ように、
スマッシュのフィニッシュでは、左手を後ろに振り下ろす(後ろに振った左手が、地面と平行になるイメージ)ように、
フィニッシュの形を変える必要があるんです。
サーブのフィニッシュについてはこちらの記事にも詳しく書いてあるので参考にしてください。
なぜ左手の使い方が異なるのか
左手の使い方が異なるのは、先ほど書いた通り「サーブとスマッシュではそもそも目的が異なるから」です。
サーブは狙ったコースに正確にコントロールすることが大切です。
もしスマッシュと同じように左手を後ろに振り下ろしてしまうと、身体が大きく開いてしまいます。
そうすると頭や目線がぶれ、コントロールが定まらなくなります。
コースの打ち分けが必要なサーブでは、身体の開きを抑える必要があるということです。
逆にスマッシュはサーブほど正確なコントロールは必要なく、とにかく一発で決めることが大切です。
そのため左手を思い切り振り下ろし、その勢いでスイングを加速させる必要があるんです。
サーブのフィニッシュと同じように左手を身体にしまいこんでしまうと、スイングが窮屈になり最大限のスピードが出せなくなってしまいますからね。
まとめ
今回の内容をまとめると、
①基本的にサーブはコントロール重視、スマッシュはスピード重視 。
②サーブとスマッシュで最も意識的に変える必要があるのは 『左手』の使い方 。
③サーブのフィニッシュでは、左手を身体にしまいこむ(左手で右の横腹をつかむような格好 ) 。
④スマッシュのフィニッシュでは、左手を後ろに振り下ろす(後ろに振った左手が、地面と平行になるイメージ) 。
⑤コントロール重視のサーブでは身体の開きを抑える必要がある。
⑥スピード重視のスマッシュでは身体を開いて思い切りスイングする必要がある。
といった感じですね!
今までサーブもスマッシュも同じようなフォームで打っていた方は、両者の目的をしっかりと理解して、それぞれに合った身体の使い方をマスターしてくださいね。
サーブとスマッシュのラケットワークについて書いた、こちらの記事も参考にしてください!
最後までありがとうございました。
SNSで拡散してもらえると嬉しいです!
関連記事は下からご覧ください。
ツバサでした!