
左利きの後衛とは試合したくない…
このように感じる前衛の方は多いですよね。
確かに普段と違う戦い方になりますが、しっかりと対策法を考えることで普通に戦うことができます。
そこで今回は左利き後衛の対策法を紹介していきたいと思います!
左利きの後衛が戦いづらい理由
まず左利きの後衛に苦手意識を持ってしまう理由。
それは「引っ張りと流しが逆になる」からです。
そして基本的にシュートボールは、流しより引っ張りの方が速いですよね。
つまり右利きの後衛の場合、
・正クロス展開のシュートボール
・逆クロス展開からのストレートパッシング
この2コースが速いということになります。
しかし左利きの後衛の場合、
・逆クロス展開のシュートボール
・正クロス展開からのストレートパッシング
逆にこの2コースが速くなります。
そのため普段は速いはずのコースが遅く、遅いはずのコースが速く感じるため、左利きの後衛は戦いづらく感じるんです。
さらにボールをインパクトする打点も、右利きの後衛とは2メートルほど異なりますからね。
左利き後衛の特徴
左利きの後衛と試合するときは、左利きの後衛特有の癖を利用します。
それは左利きの後衛は「流しのコースに打つ回数が圧倒的に多い」ということです。
後衛は正クロス展開で乱打することが多く、またレシーブサイドも正クロスですよね。
その結果、右利きの後衛は引っ張りに、左利きの後衛は流しに打つ回数が必然的に多くなります。
しかし多くの前衛は、左利きの後衛が打つ「逆クロス展開のシュートボール」や「正クロス展開からのストレートパッシング」を警戒して、流しのボールを取りにいこうとしないんです。
左利き後衛の対策法
引っ張りのボールを恐れず、基本的に流しのシュートボールを狙いにいく。
これが左利き後衛の対策法です。
あまり打たれることのない引っ張りのボールを警戒して動かないのではなく、正クロス展開のシュートボールなど流しのボールを積極的に取りにいくということです。
右利きの引っ張りよりも遅いボールが飛んでくることが多いので、意外と余裕を持ってボレーできることが多いですよ。
逆に正クロス展開からのストレートパッシングなどは、右利きの後衛のボールより速いため注意してくださいね!
まとめ
今回の内容をまとめると、
①左利きの後衛に苦手意識を持ってしまう理由は「引っ張りと流しが逆になる」から。
②普段は速いはずのコースが遅く、遅いはずのコースが速く感じるため、左利きの後衛は戦いづらく感じる。
③左利きの後衛特有の癖は「流しのコースに打つ回数が圧倒的に多い」ということ。
④しかし多くの前衛は、左利きの後衛が打つ「逆クロス展開のシュートボール」や「正クロス展開からのストレートパッシング」を警戒して、流しのボールを取りにいこうとしない。
⑤左利き後衛の対策法は「引っ張りのボールを恐れず、基本的に流しのシュートボールを狙いにいく」こと。
といった感じですね!
今回の内容は必ずしも全ての左利きの後衛に当てはまるものではありません。
しかし私の経験上、かなり上手くいくことが多い対策法なので、試してみる価値はあると思いますよ!
最後までありがとうございました。
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ツバサでした!
いつも、楽しみに拝読しております。私は、左利きの後衛です。とても参考になりました。この反対を心がけて練習します。
息子が中学で後衛をやっています
いろいろな大会で3位は何度も取るのですがなかなかそこから上に行かれません
息子なりに考えて、前衛の子とサーブレシーブの位置を交代する事にしたようです
息子自身が流し方向が得意なのと、先日の試合相手の左利きの後衛対策も兼ねてだそうです
近く大きな大会があって絶対に今までより勝ち上がって県大会に行きたいと思っているのですが
もし前衛の子がやりづらいようだったら元も子もないような気がしているのです
つい最近、その作戦で左利き後衛の相手と対戦してファイナルで負けてしまいました
もしやりづらいなら元に戻すか前衛の子に聞いた所
このままでいいと言っていたようなので、このまま行くようですが
このポジションでの後衛前衛ともにメリットデメリットを教えて頂けたらありがたいです
よろしくお願いいたします(*m_ _)m
のすけさん、返信遅れてしまい誠に申し訳ございません。
早速本題に移りますね。
レシーブの位置を交代するメリットは、前衛が右利きならばセンター寄りの位置でフォアハンドでレシーブができるため、レシーブ後センターを空けることなく素早くネットにつけることです。
大きなデメリットはさほどないと思いますが、前衛が始めから前にいる状態でスタート出来る数が、試合を通して考えるときっと何本か少なくなってしまいますね。
あとは息子さんの得意な展開がどの展開かによって、変えるべきかどうか決まってくるので、この点を考慮して決めてみてはいかがでしょうか?